風力PDCA発電
Plan(計画する), Destroy(破壊する), Conceal(秘匿する), Apologize(謝罪する)ってね。
話が微妙に飛びますが、最近のマニ車は小動物の回し車のみならず、納豆のかき混ぜ棒、さらにはソーラータイプのものもあるらしいですね。功徳大回転。納豆はまだしも他二つは小動物や太陽が徳積むんじゃないの?と疑問に思ってます、お久しぶりです木ノ子です。
……前振りが長い!
急に、かつ久々にブログを書くことにしたきっかけは、こちらのツイートを見かけたことでした。
ADHDの人も、そうでない人も読んでみて。
— 千倉よしの (@4qnZfwttgh9dJyV) 2019年6月8日
で、この図の無限ループに納得!https://t.co/fCZsaObcgv pic.twitter.com/i13ODSauV2
更なる元ネタはこちらのWeb記事なんですけどね。 www.jspn.or.jp
* * * * *
ADHD。
Attention-Deficit Hyperactivity Disorder、すなわち注意欠陥・多動性障害。
最近はASD(自閉症スペクトラム)とセットで扱われることもありますね。
私が「京都大学の理系分野の大学院卒」という全人口から見たらそこそこ希少な出自だからか、周囲には「それらしき傾向を持っている人」も、「自分がそういう傾向を持っていると思っている人」も多くいました(が、病院で診断を受けている、とまで公言している人は私の交友範囲では少なくとも見受けられませんでした)。
……で、さっきのツイート。
なぜ引っ掛かったかというと「私じゃん」となったからです。
華麗なる伏線回収。伏線という程のものでもなし。
具体的にどのへんが?というと、まあ下の赤いループ(多動性・衝動性優位)は全体的に当てはまりますし、上の青いループ(注意欠陥優位)も部分的に当てはまります。
勿論、バーナム効果という単語が一瞬頭を掠めますが、一旦置いといて。
でもな~~~、なんだかんだ京大の院まで(なんとか)出ちゃって、正規雇用で数年間労働できてるんだよな~~~~~!
「言うてできてんじゃん」「気にしすぎ」「性格の問題」「最近は何でもかんでも病名つける」
頭の中の"セケンノヒト"がそう言うんですよ。私の脳が作り上げた"セケンノヒト"なので、実際の世間の人とはズレてるかもしれませんが。
◆基本的に(主に高校までは)学業成績は優秀、特に暗記ものは得意だけど、計算や解答欄ズレ等のケアレスミスが多い。朝ではなく登校前夜に教科書を用意してるのに、しばしば抜け漏れがある。
◆というかその学業成績が優秀だったのはおそらく母親の圧力があったのと「正当な(※10代当時の基準です)手段をもって早く家を出たい」という強迫観念があったから。大学に入ってからの勉強や、情報系の資格試験の勉強、というのが自発的に全然できない。気分の振れ幅が大きい。計画ができないし、仮にしたとしても守れない。
◆整理整頓、後片付けができない。すぐ物を床に置く。洗い物を溜める。クローゼットや引き出しがぐちゃぐちゃ。洗濯物を畳む、アイロンかけるという作業も苦手。研究室のデスクにはシャーレがうず高く積まれていた。
◆ポイントカードの類がうまく活用できない。いくら貯めても使う機会を伺っているうちに有効期限が切れる。あと、LINEのコイン?を貯めるために何か広告見るとかゲーム落とすだけ落とすとかそういうのがハチャメチャに苦手。ネットショップも複数使うと混乱するのでA○azon一択で、楽○がいくらお得と言われても手を出せない。というか登録フォーム的なの全般が嫌すぎる。そういえば、受験の参考書も複数の先輩から複数もらったけどまともに使ったの数冊しかないわ。
◆会議中、あるいは誰かが前に立って話しているとき、何気なく思いついたことに気をとられて話を聞いていない。興味がないことの集中力が長続きしない。ひどいときは何か創作のネタ考えてたり、その場にいる人の言動を勝手に予測したりする。
◆逆に集中しすぎると時間を忘れる。小学生の頃、五時間目の授業から帰りの会の間に本を読み始めてふと顔を上げると教室に誰もいなかった、とか。大学生の頃は実験のレポート書いたり楽団の印刷物作ってたりしたら、いつの間にか夜が明けてたこともあったなあ。
◆映画が好きなのに、映画館という空間で自分の席に静かに収まっていることが苦痛。何度も姿勢を変える。後ろの人マジでごめんなさい。会社の椅子も嫌いだし、部屋の座椅子も正しい使い方をしない(船漕いで壊したこともあるし、ちゃぶ台に足を乗せることもよくある)。
◆考えなしに言葉が出ることがある。このとき、自分が話しているという感覚が薄い。比喩でなく脳と口が直結してるというか、別の自分が何気なくこぼしたというか。それが原因で人間関係がうまくいかなかったこと多々あり。
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このへん、本当に性格や個性の問題なのか?
就活が全然うまくいかなくて、教授に「人格に問題があることをみんな気づいてる」と言われたのは正しかったのか?
言い訳したいだけじゃないのか?
なんてことを考えるんですよ。あるあるなのかな。ないないなのかな。どうやら30年弱の人生経験からしてそのへんの感覚が最頻値から外れてるようなので、分からない。
まあ今は精神科通いの身なので、上記の症状を先生に言えば(いや、カンペないと全部言えないからプリントアウトした方がいいか)、WAIS-IVとかいう検査を受けさせてもらえるのかもしれない。コンサータとかストラテラとかを処方してもらえるかもしれない。むしろ抗うつ薬や抗不安薬よりそっちの方が生きやすくなるんじゃないか?
でも、そこで「病気じゃない」って結果が出たら?
ものぐさで気まぐれで口が悪くて自分を正しく認識できてないだけです、ってだいぶ邪悪な人間やんけ。
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そういえば、もうすぐ「NINGENGAHETA.FM」のTシャツが届くんだった。
NINGENGAHETA.FMとはこちらのポッドキャストでして、私は途中までしか拝聴してないんですが、どう考えても私より人間が上手。
私だって、自分なりに「床に物を置きがちなら、床にカゴをたくさん置いてそこに放り込むようにすれば掃除機がかけやすくなるのでは」とか「部屋の水平方向のスペースが足りないなら、鉛直方向のスペースを利用して、キャスター付きのラックに箱を置いて物をぶちこむようにしよう、ラックごと引き出せるなら箱に入れるのも面倒と感じないはずだ」とか、「食器は乾燥と収納を同じスペースでやる。移動をサボるので」とか、オペレーションを工夫してなんとかしてるつもりではあるんですよ。
でもどこか足りない気がする。
そのマイナスをチャラにするプラスもない気がする。
さっき「とはいえ京大出ちゃってる」とか言ったけど、まあ確かに学歴フィルターが作用しないという利点はあるものの、その京大でバケモンみたいな天才秀才を見てきたので、ね。
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上手に人間ができれば、根拠のない不確かな自己愛のバリアで無理やり自分を守らなくてもよくなるのだろうか。
上手に人間をするためには、自分の性質を客観的に確定させる必要があるのだろうか。
そんなことばかり考えている、無職3ヶ月目の夜。