さえずりすぎてもいい日常
「ツイートする」を「呟く」と訳すより「囀(さえず)る」と訳したいけど何となく呟くって言いがちな人類あるいは菌類、どうも木ノ子です。形質は人類っぽいけど菌類かもしれないよ、rRNA解析してないから。
なんかブログの更新スパン短いね、というのも本日はこちらのトークイベントに参加してきたからです。
twitter.com【イベント告知】
— レロ/中村香住@『ふれる社会学』発売中 (@rero70) 2019年11月21日
「さびしすぎ」ない日常への一歩 〜対話型レズ風俗店長×”非モテ”レズビアン社会学者〜
橘みつ(@mitsu_lesbian)×レロ/中村香住(@rero70)
2020年1月25日(土)17:30〜19:30(開場17:00)
@足湯cafe&bar どん浴
一般2000円/学生1000円/高校生無料(フリードリンク+軽食)#さびしすぎない日常 pic.twitter.com/tYV0cbaQcQ
「さびしすぎ」ない日常への一歩 〜対話型レズ風俗店長×”非モテ”レズビアン社会学者〜
橘みつ(@mitsu_lesbian)×レロ/中村香住(@rero70)
2020年1月25日(土)17:30〜19:30(開場17:00)
@足湯cafe&bar どん浴
一般2000円/学生1000円/高校生無料(フリードリンク+軽食)
個人的なまとめ?議事録?はTwitterの検索欄に「from:kinoko_enfys #さびしすぎない日常」とでも打ち込んでいただけますと幸いです(が、ニュアンスを含めてすべてまとめきれている訳ではもちろんないので一部レロさんご本人から補足いただきました。お手数おかけします……)。
対話を生業にしているみつさんとアカデミシャンのレロさんで観点や切り口、サンプルの数や対象などなどがかなり違っていて(肩書きによるものではなく個人差の範疇なのでは?とも思いますが)、非常に興味深い対談でした。
私個人としてはアカデミシャンの無精卵だった時期が少ないながらもあるので、どちらかというとレロさんの対処法や考え方に"分かり"を得つつ、でもみつさんのおっしゃるような経験もしてきたしなあ、という感じでだいたい終始ヘドバンしてたような気がします。
ほとんどの話題について、みつさんが「こういうことあるよね」を投げかけてレロさんが応答する形から始まっていたのですが、レロさんが述べられたメソッドをメチャクチャ雑に総括しますと
『一般的に固定観念として存在するもの』に対して
①『何が』『誰にとって』『良い/悪い』とされているのかを確認する
(例:LINEの返信は早めに行うべし、のような不文律←そうしないと相手に「自分は優先度が低いんだな」と思われてしまう、という観念を補強してしまっているけど「相手が誰だろうと単純に返信という行為そのものがしんどい」人もいるよね、と考えてみるとか)
②自分がなぜそれを『しんどい』『さびしい』と思ってしまうのかの確認、ならびに『しんどくない』『さびしくない』状態の再定義(いずれも可能な限り細分化する)
(例:『恋愛関係にある』『モテる』って自分にとってはどういった状態?とか、『友人』という至極ざっくりした単語について個別に『親友』『悪友』などの名前をつけるとか)
といった感じになるのかなー、と思いました(当然ながら細かいニュアンスは個別具体的な事象によって異なるので全部が全部そうとは言いきれませんし、私のリスニング能力や要約力がポンコツな可能性も十二分にあります)。
こういった思考の癖をつけておくと比較的『さびしくない』ようになれるのかなと考えつつも、自分ではどうしようもできないことについて(割り切るしかないのに)割り切れない自分がいてモニャモニャしたり。難しいね。にんげんがへたなのでね……
でもそれを他人から「お気持ち()の問題」って笑われるの許せねえよなあ~~~!!!!!
さらに「生物学的に正しくない」とか「人間としておかしい」とか言われると怒髪が天を衝いちゃうよなあ~~~~~!!!!!!!!!!
ここでワタシ自然科学チョットワカル個体として言っとくけど、↑の発言は無視していいからね!!!!
ホモサピ最近『ざんねんな生き物』とか言ってつけ上がってるけど、他者(他種)をカテゴライズしたりレッテル貼りしたりして切り捨てる方が視野狭くてざんねんだからね!!!!!!!
その属性(主に大多数の他個体と異なる状態;俗に病気、障害、セクシャリティ、個性、特徴などと呼ばれているもの)を恒常的または一時的に示していることについて目的や意義なんてありません!!!!!!!!たまたま生まれてたまたま生き残っただけ!!!!!!!!古今東西あまねく衆生すべて等しくそうなの!!!!!!!!!!!!誰にもジャッジできないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!
……というのを声を大にして再三言いたい……だって一定のスパンで一定の人たちがTwitterやら何やらのメディアで言うでしょ「生物学的におかしい」みたいな呪いの言葉……さも自分は合理的(論理的)ですみたいな顔してさ……そもそもお前は生物学に対してどれくらい真摯に向き合ってきたっていうんだよ……いや私も専門は顕微鏡の世界なので多細胞生物の世界をそこまで知っている訳ではないし生物学をやってたら言っていいというもんでもないしホモサピの生態については『社会』という観点抜きには語れないんですけど……
でもラブ&ピースやらレリゴー的なフワッとした言葉とか「気持ちの肯定」だけでは救われないひとびとに対して特効薬になるといいなあ……なんてね。
そうそう、会場で『ふれる社会学』という書籍が販売されていたので購入しました。レロさんも共著者のひとりとして執筆されているものです。その場でサインいただいちゃった。
Amazonの説明欄を引用しますね。
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内容紹介
わたしたちをとらえて離さない社会。メディア、家族、労働、余暇、ジェンダー、セクシュアリティ、差別、人種等の視点から、身近な、そしてエッジのきいた14のテーマを読み解くことを通して、社会の大きな仕組みにふれる。また、執筆者と研究との出会いを記したコラム「研究のコトハジメ」や、初学者読者応援ページ「コトハジメるコツ!」では、大学での学びのお役立ち情報を掲載し、より深い学びをサポート。
内容(「BOOK」データベースより)
どこから「社会」?どこまで「社会」?スマホ、観光、スニーカー、飯テロ、エスノスケープ、身体、障害、差別、ハーフ、労働、就活、LGBT、魂…みえないものに「ふれる」には…ミレニアル世代のための「ふれる系」教科書ができました。レポート作成にも役立つコトハジメるコツ!付き。
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たぶん考え方のヒントみたいなのが散りばめられてるんだろうなあ、と予想しつつ、文字が滑る症状(伝われ)が出すぎない範囲でゆっくり読み進めていきたいと思っています。
そういや最近これも届いたんだよな……これも関係性のお話(※二次創作ではなく実際にあったことや感じたことを手紙形式にしてまとめた本)だな……同時並行で読んだらパンクするかな……
1年ちょい休んで色々考えたりやってみたりぶつかってみたりしたけど、もうちょっとだけこの生活を続けたい。足りないね、余裕!そして寒い!引きこもりたい!しかし傷病手当金は6月末で切れる!雇用保険がまだあるけど!
あったかくなってから本気出す。花粉飛ばなくなってから本気出す。いいよねそれで……やっていければ……
生活をやっていく、だいじ。風呂に浸かりながら書いとる場合でゎなぃ。早めに寝ようね。おやすみなさい。