せきららキララ

木ノ子が生い立ちとか色々と自分語りするだけのブログ

目交う

タイトル読めますか?読めますよね?(煽り癖)

……正解は「まぐわう」です。

古典では「目合ひ(まぐわい)」とも書かれますね。平安時代は女性は基本的に家屋の中にいたので、目が合うイコールそういうこと、みたいな。その風習から「垣間見」なんて言葉もある。まあこのへんは話の本質から逸れるので、おぐぐりあそばせ。

しかして、こんなタイトルの記事を書いた理由とは?



先日私は、お金を払って女性に抱かれてきました。



利用したお店はこちらの「対話型レズ風俗 Relieve 〜リリーヴ〜」さん。
relieve-you.jimdo.com


なぜこのお店を選んだのか?どこで知ったのか?
指名したキャスト兼オーナーの橘みつさんにも聞かれたのですが、恥ずかしながら全く思い出せず。。。
ただ、私の中では「女性と性的な行為をしたい」という単純な欲求があった訳ではなく、上記ホームページにも記載の"会話重視"というコンセプトに心惹かれたのでこのお店だけを覚えていた…ような気がします。


なぜ私がこのような行動をとったのか?
ひとつは単純に人肌恋しさが限界突破しそうだったから。
もうひとつは、どうしようもない気持ちが日に日に増えていって、人生がどん詰まりに差し掛かっているのを感じていたから。
そんなときふとこのお店のことを思い出して、思いきって利用してみることにしました。



* * * * * * * *

ここからはレポ兼宣伝のようなもの。
※生々しい描写は極力避けます


ホームページに記載されたカレンダーを観て、かなり急ですが予約をしました。Gmailだとなんか弾かれてしまうらしいので、TwitterのDMを利用。(キャストさんではなくお店の公式Twitterアカウントへ)
今回私が予約したのは、スタンダードな2時間のプレイコースです。
当日の集合時刻一時間前までに服装を教えてくださいとのことだったので、慣れない自撮りを…。しかも寒いからベージュのコートとかいう、さして目立ちもしない格好。念のため色の薄いヘアピンなんかをつけてみたり、身長を記載してみたり。

そして待ち合わせ場所にて橘さんとご挨拶をしたのち、私はこのあたりの地理に疎いため、エスコートされつつ新宿歌舞伎町へ…。あんなギラギラしたとこ初めて行きました。年末だしね。私がめちゃくちゃ緊張したおのぼりさんになってる中、キャッチのお兄さんを難なくかわしていく橘さん。すごい。
歩いてる時間もお話してるのですが、この時間はノーカンとのこと。どんな話したかな…さっき書いたお店を選んだ理由とか、普段何してるとか、休日どこ行くとか他愛のない話題だったと記憶しています。


ホテルに到着したのち、コース料金を現金でお支払い。ホテル代は場所によって変わるので、あらかじめコース料金のみを封筒に入れておいたことが功を奏しスムーズにいきました。

ここで「対話型」ということもあり、お風呂を沸かしつつソファーに腰掛けて込み入ったお話を。
…前もって図々しくも「生い立ちはブログに書いてます」と言っときながら、ブログに書いた話を出され恥ずかしくなる私。。。
でも、今までの人生で何かしら関わってきた訳ではない相手だからこそ、フラットに包み隠さず話ができたと思います。というか橘さんがハチャメチャに聞き上手なんですよ…!
セクシャリティのこと、仕事のこと、人生のことなど本心を話し終え、緊張がほぐれたところでお風呂へ。

この歳にして他人に体を洗ってもらうという謎の(!?)体験。橘さん曰く「子どもの頃に戻ったみたいって言う人と介護されてるみたいって言う人がいて、人生に行き詰まってる人はだいたい後者」とのことでしたが、私の答えは「なんか背徳感あります」。そりゃそうよ、2歳年下なのにずっと大人びてる女性にお金払って体洗ってもらってるんだから…!すると橘さんは「すごく真っ当な感想ですね」とw
そして生まれて初めて泡風呂に入りました。もちもちの泡で遊んだり、マッサージしてもらったり。私は首と肩と肩甲骨の凝りがやばいらしい(知ってた)

話がそれた。

お風呂から出たあとに歯を磨いて、私はガウン、橘さんはバスタオルをした状態でベッドの上へ。
お風呂でマッサージされてたとき「私くすぐったがりなんですよ」という話をしていたことから、「ちょっと試してみよっか」と、二人で縦並びに座る形に。私が前、橘さんが後ろです。体重を預けつつ抱きしめられるようなかたちで、脇腹や胸を触られながら耳に息を吹き掛けられたり、咥えられて舐められたり。

生々しい描写は避けると書いたのになんかすみません。ここから先はご想像にお任せしますゾーン。
一言で言うなら「プロはすごいぞ」。



女性の裸体は丸く柔らかく滑らかで、生まれたままの姿で抱き合うだけでも心地よさが半端なかったです(語彙力の限界)。
……女性の、というのはちょっと失礼かもしれませんね。橘さんという個人に向き合ってきた訳なので。
彼女の蠱惑的かつ優しげな目を見つめるたびにドキドキしてしまっている私がいました。そして目を見つめていると、顔が近づいてくる。キスも沢山しました。唇やわらかい。あったかい。多幸感。
そのうちいてもたってもいられなくなって、私の方からも少し仕掛けてみたのですが(詳細は恥ずかしいので書きません)、自分の腕の中で相手の体がびくんと跳ねるのはなんともいえない良さがありますね…あと、声や呼吸の音が男性に比べてうんと高いのも、高揚感をそそります。なんかやばいやつみたいだな私?

そんな感じであれこれしたのちちょっと疲れてきたので、抱きしめられつつ横になっていると、ふいに涙がこぼれていました。橘さんは「老廃物を出してるんだよ、ここに捨ててきな」と言ってくれましたが、今でもこの涙の理由がわかりません。

そんなこんなで残り10分を告げるスマホのアラームが鳴り、シャワーを浴びて服を着てホテル代を全額私持ちで支払い(そういうルールです)、駅まで送っていただきましたとさ。


そして、お金と時間をどうにかしてリピートしたいなあ、とも思いました。





さて。

以前に書いた、セクシャリティについての記事(詳細は下記参照)にて

kinoko-konohanadou.hatenablog.com

「今好きな人がいて、その人は女性だ」と言いつつも、こういったことをした私は、不誠実に見えますか?
性欲をお金で発散させたふしだらな女でしょうか?



答えのひとつとして、こんなWeb記事をお見かけしました。(橘さんのコメント載ってんじゃん…!) wezz-y.com

そしてこちらも。
wezz-y.com

永田カビ氏のレポ漫画は書籍化よりも前(確か学生時代)にpixivで読了していましたが、そのときは氏個人の問題だよなーと思いつつも、色々と人生を重ねていくうちに、女性に多い問題かもしれないし、私もそうかも、と思い始めてきました。


自分で自分を大切にできる場所。自分を偽る必要がなく、精神も肉体も時間も削られることもなく、他者に大切にされうる場所。安心して他者と見つめ合うことができ、他者を介して自分を見つめることができる場所。「居場所」、と呼ぶのがよいかもしれません。

私があのときベッドで涙した理由は、そんな居場所が新たにひとつ生まれたからかもしれないな、と思いつつ、この記事を〆させていただきます。