「新年あけまして」の呪い
年明けから「呪い」とか物騒なタイトルでごめんなさいね。
それは私がまだ実家で暮らしていた子どもの頃のこと。
母が「"新年あけましておめでとうございます"という言い方は正しくない!」と言っていたことがありまして。
私に釘を刺したうえで、テレビ番組なんかでこの表現を聞くと「この人間違ってるねー」と言い、親戚一同で顔を合わせた際にもこの言い方をした人に「実はそれは正しくなくて、というのも新年が明けるのはおかしいんですよ」などと知識を披露していたときがあったんですね。
私はそれを信じていたし、親戚一同も納得していた(じいちゃんだけは「テレビでも言ってるんだからこっちも正しい!」とキレてましたが)。
しかしながら、一昨年の冬にその呪いを解くツイートが。
twitter.com「新年明けましておめでとう」はおかしい、新年が明けたら来年になってしまうではないかという意見があります。でも問題ない。「毛糸を編む」でなく「セーターを編む」、「水が沸く」でなく「湯が沸く」という言い方があります。結果を主語に持ってくる語法が日本語にはあるのですね。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2017年1月2日
長年信じてきて常識だと思っていたことが実は嘘だった、という瞬間に抱く感情は人それぞれかと思いますが、私は真っ先に「これを母に伝えなければ」と思いました。
少なくとも親戚に間違った情報を広めてしまっている。それを止めねば、と。母がどう思うかは全く視野に入れていませんでしたし、結局どう思ったのかも分かりませんが、上記のツイートを伝えてからはテレビやラジオで「新年あけましておめでとうございます」を聞いても何も言わなくなりました。
昨年や今年に限らず、ここ数年はすさまじい勢いで様々な情報やトレンドがアップデートされてきています。
人権やセクシャリティに対する意識も勿論のこと。
本日私は下記の朝日新聞の西武・そごうの広告をいったんさらっと読んで手放しでリツイートしましたが、
https://twitter.com/tora_17/status/1079936683905175553twitter.com
その後、よくよく考えてみると確かに……といったツイートも並んでおり。
twitter.comこれは何度も言ってきたことでこれから益々増える手法だと思うから繰り返すけど、広告などで社会における不平等を持ち上げつつも、最終的にあなたはあなた 私は私らしくすればいい!と”個人”に収束させるやり方は理想としてはその通りかもしれないけれど目前に不平等な社会構造が存在している状態で ↓
— 🕊 (@mlookslike_) 2019年1月1日
twitter.com「男も女も関係ない」「異性を好きでも同性を好きでも同じ」などとうたうやり方は、差別に対して臭い物に蓋をする効果を持ってしまうし、これはその構造の加担にはならないだろうかというところまで思考が及んでいない時点で目の前の現状に対して結局何もする気はないし信頼には値しません
— 🕊 (@mlookslike_) 2019年1月1日
twitter.comだから私たちも、ただ問題を持ち上げてみて、そしてまた置いただけの結局なにもしてないなにも言ってないむしろマイナスな方向では……みたいソレに、あれ!なにか言ってくださっている……?みたいな感覚を持ってしまうのはもうやめましょうね🍰💥(何かを見ましたね)
— 🕊 (@mlookslike_) 2019年1月1日
twitter.com「男も女も関係ない」の何が危険って、これが理想論以上の効果を伴って定着した場合、男である事や女である事を理由に不当な扱いを受けたとしても、「性別は関係ない。君個人の責任だ」と切り捨てられる可能性が高い。
— Eva (@evahpfbgk) 2019年1月1日
良い子ぶった中立は結局 強者に加担して終わる。男性も女性も騙されちゃダメだよ。
言葉を読み取ること、言葉を選ぶこと、言葉を発信することについて、みんながみんなより一層考える必要があるなあと月並みなことを感じました。
※私の意見はこんな感じ
twitter.com「セクシャリティがどうであれ気にしないよ」「あなたはあなた、私は私」というのは最終的な理想形ではあるけど、現状少なくともこの国において一定の制度なり偏見なりが改善されてない状態でそういった一見やさしい言葉だけが闊歩しているのはちょっと危ういよなあ。
— 木ノ子(屋号:木ノ花堂) (@konohana_dou) 2019年1月1日
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さて、真面目な話はこのへんにしておいて。
新年ということもあり、いつもの三段構成とはちょっと違う感じで進行しますよ~!
【結局初夢っていつ見た夢なん?問題】
私の就寝は1/1の0時以降だったけど、このときに見た夢は初夢にカウントしていいのか!?
ちなみにこんな感じの夢を見ました。
・どこだかよく分からん橋の上に大量のイカが落ちてる夢
・合宿場みたいな学校みたいなところで私の靴(ブーツ)が行方不明になって探し回る夢
・自分がゲイの男子高校生になって、なぜかプ○キュアの妖精的なマスコットと一緒に日々を過ごしてるんだけど、あるときクラスの男子からゲイであることがバレたうえに告白される夢
※ちなみにこのときの自分の名前は「井田太郎」。井田なんて知り合いは今までひとりもいないぞ……
ノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返しあるうちのレム睡眠のタイミングで夢を見るから複数本立てになる、と昔どこかで聞いたことがあるのですが、この学説も既に覆されたりしているのだろうか。
そして夢占いしようにも訳がわからなさすぎる……!
どうなってんだ深層心理。
占いといえば、六星占術だとわたくし2018年~2020年が大殺界なんですよ。
まあ普段占いなんて全然しないもので、友人……というか想い人にすすめられて確認したらやっぱり大殺界、みたいな流れだったんですが。
そして「占いは統計学」という言葉がありつつも、じゃあ別の流派は?と九星気学で調べると「2018年は絶好調の年でした」とか出てきて、統計とは……となる。
四柱推命もなんか違った結果だった記憶が。もはや覚えていない。。。
↑の3つは生年月日や生まれた時間の組み合わせなのでそこそこばらけるとしても、よくある星座占いなんて12パターンしかないし、血液型に至っては4パターンしかない。人間そんな大雑把に区切れないでしょ、と。
結果に当たり障りのないことが書いてあれば、バーナム効果では?と夢のないようなことを考えたり。
まあ、バーナム効果でも信じることで楽になるならそれはそれでいいのか……。
対面の占いは割かしカウンセリングみたいなところがあるようですが、ちょっと使ってみようかなあ……精神科のカウンセリングとどっちがリーズナブルなんだろう……
とまあ、信心深くない割には夢占いを気にするという感じのわたくしでございます。
どなたか占ってくださる方いらっしゃるかしら?
特に男子高校生に変身するあたりが結構気になる木。
さて、いい時間になってきたので寝ましょうか。
今から見るのが初夢という説もあるので、起きたらメモしておかねば……。